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沼津支部 沼津市施設見学会報告

投稿日 : 2020年2月26日
( 寄稿者 : 沼津支部 上杉 一芳 )
 
 
 2019年度沼津支部の施設見学会は2020年2月18日(火)13:00より、参加者7名のもとで実施しました。
 当日は、新型コロナウイルスの国内感染の拡大が危惧される状況下でしたが、沼津市役所のバスを利用し、清水町の国道1号線下を源流とする柿田川の「泉水源地」と「ごみ焼却施設」を視察しました。
 最初に柿田川の「泉水源地」を視察しました。 沼津市の水道は大きく分けて柿田川系、愛鷹山系、達磨山系の三系統で、各家庭へ給水しています。 柿田川の「泉水源地」は沼津市が水利権を有する採水施設です。この柿田川「泉水源地」は、沼津市全世帯の6割へ配水する主要水源です。

自噴井戸前で説明を受けています
 柿田川の湧水量は、日量100万トンと国内屈指を誇ります。湧水群の一つ「泉水源地」は、日量2万トンの自噴井戸2本と日量1万トンの自噴井戸5本で、沼津市と清水町へ給水しています。
 水道管の破断や大きな漏水などの監視は、コントロールセンターでモニタリングしています。 原水の水質が良いため、わずかな塩素滅菌で送水しています。水道料金は、全国でも低額ランクです。
 次に、バス移動し沼津市「ゴミ焼却施設」を視察しました。 沼津市は、全国に先立ちゴミの分別収集(沼津方式)を初めました。ゴミの3R(Reduce減量・Reuse再利用・Recycle再生)は、今やどこの自治体でも推進しています。
 「ごみ焼却」施設の清掃プラントの焼却炉は、家庭の生ゴミを焼却しています。この搬入ゴミは、近隣の自治体含め180トン/日に達します。処理能力は日量(24H) 150トン×2炉です。焼却後の焼却灰は、県外へ搬出し、その業者が再利用しています。
 焼却炉の清掃プラントは、稼働して43年経ち、建屋や設備の老朽化し、建て替えが喫緊の課題となっています。しかし、解決すべき諸問題を抱えて、進展しないのが現状です。
ペットボトルやプラスチック製容器包装の「中間処理施設」も併せて視察しました。

プラゴミ選別作業
 こちらの施設は、分別ゴミで収集されたペットボトルやプラスチック製容器包装を一部目視検査し、指定外のゴミ混入を除去後、圧縮・結束により容量を減量して、再利用のため再生工場へ搬出しています。 因みに、沼津市のゴミ収集車は114台ですが殆どが市の委託車両です。
 日常生活に不可欠な「水」と排出「ゴミ」。 普段、見学が難しい施設ですが、担当者から説明を伺い、資源と環境保全の大切さを再認識しました。
 
以上
 

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